沢原高原と風穴 さわらこうげん と ふうけつ 説明者 福島勝男氏

撮影 木原展望台より(youtube)  

沢原高原は栗野岳溶岩台地(約30万年前)に飯盛山溶岩台地(約3万年前)が重なった状況が確認でき
る世界的にも珍しい風景です。

栗野岳溶岩台地(木原牧場付近)=溶岩はごくまれ
飯盛山溶岩台地(沢原高原付近)=溶岩露出     木原展望台より撮影

草原は縄文時代から人々の生活と密接に関わってきました。
草原が最も多い時期(昭和20年終戦前)には霧島山麓だけで3万haもあったといわれています。
それが戦後の開拓事業や造林政策による植林・屋根材料としてのカヤの不使用・
化学肥料の発達によるカヤの利用低下などにより草原の利用率が低下したため
今では自衛隊演習場を中心とする1000haあまりになってしまいました。
草原と生活を供にしてきた動植物の絶滅が危惧されています。(吉松自然を守る会)

                           和気穴の風穴(ふうけつ)で、発炎筒を焚いて空気の流れを観察

<沢原高原における地底の空気対流>

     沢原高原には風穴がいくつか存在。
     標高350mから上の風穴(和気穴もその1つ)は、夏は空気を吸い込み、冬は暖かい空気が噴出。
     標高350mから下の風穴(吉村砕石付近)は、夏は冷涼な空気が噴出、冬は空気を吸い込む。
     
     この冷涼な空気を利用してスイカを冷やしたり、養蚕を営んでいました。