みなよし稲生でございます。
過去の記事でも何度か取り上げたことのある「阿波井堰」、
ご存じの方も多いと思います。
川内川上流に位置する湧水町吉松地区は、
30年間に17回もの洪水被害に見舞われた地域です。
その元凶ともいえるのが、川幅が極端に狭くなり、峡谷の地形になっている所に、
チッソ(株)の発電用井堰があり、川をせき止めてしまっています。
吉松地区は、加久藤カルデラの盆地状の地形で、
川をせき止めると、遊水地の状態化してしまいます。
狭い川の構造物によって洪水を起こすのは、
まさに人災と言わざるを得ません。
お年寄りの方で、雨が降ると震えが来るというPTSD(心的外傷性ショック)を患っておられる方もおられるともこと。
これに対し、町長はじめ、議員の皆さん、地域の期成会の皆さんなど、
熱心に粘り強く「阿波井堰の可動堰への改修」の取り組みが続けられてきました。
本当に熱心な活動に心からの敬意を表します。
民主党県連でも、本県の新年度予算に向けた重点課題に挙げさせていただき、
地元の皆さんと合同の国土交通省との協議も重ねてまいりました。
何とか実施設計までこぎつけました。
合併した湧水町の融合の象徴でもある「早期の阿波井堰の可動堰への改修、狭窄部の開削」により
災害に強い町づくり、豊かなふるさと作りに向け、がんばりましょう。